代替不可能なデジタルデータであるNFTとアートを組み合わせたNFTアート。
そんなNFTアートは、誰でもカンタンに作ることができて販売もできます。
本記事では、NFTアートの作り方と売り方を徹底解説していきます。
またスマホ一台でNFTアートを作れるアプリも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
NFTアートの作り方と売る方法
NFTアートの作り方と売る方法は、以下の3ステップです。
- NFTを作るアプリをインストールする
- NFTを作成する
- NFTをOpenSeaで販売する
それぞれわかりやすく説明していきます。
①NFTを作るアプリのインストールする
まずはNFTアートを作成するためのアプリをインストールしましょう。
使用するアプリについては、後ほど「NFTアートが作れるアプリ(スマホ可)」で解説します。
それぞれのアプリの使い方は、Googleで調べるかYouTubeの解説動画を参考にしてください。
②NFTを作成する
アプリをインストールしたら、さっそくNFTアートを作成していきます。
「NFTアートを販売したいけど、イラストを書くのが苦手…」という方は、イラストレーターにお願いするのもひとつの手です。
ココナラやクラウドワークスなどを利用すれば、質の高いイラストレーターにお願いできます。
外注費がかかるのは欠点ですが、希望通りのNFTアートを作成できるのでオススメです。
③NFTをOpenSeaで販売する
NFTアートができたら、販売してみましょう。
OpenSeaでの販売手順は、以下の5つのステップでできます。
- 仮想通貨取引所の口座開設をする
- メタマスク(仮想通貨ウォレット)を作成する
- イーサリアムをメタマスクに送金する
- メタマスクとOpenSeaを接続する
- NFTアートをアップロードする
OpenSeaでの詳しい出品方法については、こちらの記事を参考にしてください。
NFTアートが作れるアプリ(スマホ可)
続いて、NFTアートが作れるアプリを紹介していきます。
紹介するのは、以下の4つの種類のNFTアートを作成できるアプリとなっており、すべてスマホで使用可能です。
- ドット絵
- イラスト
- 写真風
- ジェネラティブNFT
それぞれわかりやすく説明していきます。
ドット絵
ドット絵はピクセルアートとも呼ばれ、昔のゲームのように表現されたNFTアートです。
このようなドット絵を作成できるアプリは、以下の3つがあります。
- 8bit painter
- pixelable
- dotpict
それぞれ説明していきます。
8bit painter
8bit painterは、初心者にも使いやすいドット絵アプリです。
2023年7月現在、累計200万ダウンロードを達成しています。
このアプリではドット絵を書くだけでなく、お気に入りの写真をドット絵に変換することも可能です。
8bit Painter
Takayuki Miyagawa無料posted withアプリーチ
pixelable
直観的でストレスなく、ドット絵を描くことを追求したアプリとなっています。
Appストアの評価は☆4.7とドット絵作成アプリの中で最高評価のアプリです。
Pixelable – ドット絵エディター
Yosuke Seki無料posted withアプリーチ
dotpict
dotpictの最大の特徴はコミュニティ機能です。
ドット絵を描くだけでなく、作成したドット絵をたくさんの人に見てほしい・ドット絵のイラストレーターと交流したい人には非常にオススメです。
また2023年7月現在、累計400万ダウンロードの実績もあります。
ドットピクト! かんたんドット絵アプリ
DOT PICTO LIMITED LIABILITY CO.無料posted withアプリーチ
ドット絵エディタ(dottable)
こちらのアプリは、pixelableの姉妹アプリとなっています。
アプリ自体に大きな変化はありませんが、大きいキャンパスサイズを使いたい人はこちらのアプリを使うのがオススメです。
ドット絵エディタ – Dottable
Yosuke Seki無料posted withアプリーチ
イラスト
イラストは最もオーソドックスなNFTアートです。
このようなドット絵を作成できるアプリは、以下の3つがあります。
- ibis paint X
- illustrator
- procreat
それぞれ説明していきます。
ibis paint X
ibis paint Xは、ソーシャルお絵描きアプリです。
パソコンのお絵描きソフト並みの機能をスマホアプリに詰め込むことをコンセプトにしています。
またコミュニティサイトがあるため、世界中の人たちと作品を共有可能です。
アイビスペイントX
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illustrator
イラストやロゴなどの作成に特化しているillustrator。
開発者がAdobeなので安心して使えます。
しかし、無料版は7日間しか使えないので、本格的に利用する際にはおよそ2700円を毎月支払う必要があります。
Adobe Illustrator: グラフィックデザイン
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procreat
高度な描画や画像調整機能を備えたイラストアプリであるprocreatは、Apple Design Awardを2度受賞した実績があります。
procreatも有料版しかありませんが、買い切りで利用可能です。
またAndroidではアプリが販売されておらず、iPadやiPhoneでしか利用できない点に注意が必要です。
Procreate
Savage Interactive Pty Ltd¥2,000posted withアプリーチ
写真風
写真風NFTアートは、風景や人物を撮影した写真をNFT化したものです。
撮影した画像をそのままNFTアートにすることもできますが、以下のようなアプリを利用して加工することでよりきれいに仕上がるでしょう。
- PicsArt
- Canva
- photoshop
それぞれ説明していきます。
PicsArt
PicsArtは、写真だけでなく動画編集もできる編集アプリです。
このアプリもSNSのように作成した画像を投稿できます。
またAIアバターツールが導入されているので、自撮りした画像をアートに変更することも可能です。
Picsart AI 写真加工、画像編集 & 動画アプリ
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Canva
Canvaはオンラインで使えるグラフィックデザインツールです。
アプリ内には61万のテンプレートと1億以上の素材(写真やイラストなど)があるので、カンタンにデザインを作成できて画像編集も可能です。
有料版もありますが、無料版でも十分に編集作業ができます。
Canva – デザイン作成&動画編集&写真加工
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photoshop
イラストで紹介したillustratorと同じAdobeが開発した画像編集アプリです。
こちらも無料版は7日間しか使えないので、本格的に利用する際にはおよそ2700円を毎月支払う必要があります。
最近ではPhotoshopのベータ版に生成AIを活用した最新機能が追加されました。
この機能を使うことで画像にないものを足したり、背景を拡張したりとこれまで数時間かかっていたことが数秒で完了します。
Photoshop Express: 画像加工アプリ
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ジェネラティブNFT
ジェネラティブNFTとは、数学的なプログラムやパーツを組み合わせることで自動生成されるアートNFTです。
自動生成するため、一度に大量のNFTアートを生成できます。
有名なところではBored Ape Yacht ClubやCryptoNinja Patrnersなどがあり、どれも人気のあるNFTプロジェクトとなっています。
ジェネラティブNFTジェネレーター
ジェネラティブNFTを自動生成できるのが、ジェネラティブNFTジェネレーターです。
こちらのみアプリではなく、サイトなのに注意して下さい。
このサイトに体・服・背景など毎に画像をアップロードすると、その組み合わせの画像が自動で生成されます。
たとえば、体3種類・背景3種類とした場合だと、合計9種類のNFTアートが出来上がります。
興味がある方は、こちらからサイトへアクセスしてみてください。
NFTアートの作り方・売る方法でよくある質問
ここからはNFTアートの作り方と売る方法について、以下のよくある質問に7つお答えしていきます。
- NFTアートはスマホでも作れますか?
- 絵を描くのが苦手です。それでもNFTアートを販売できますか?
- 初期費用はどれくらいかかりますか?
- NFTはどんなものが売れますか?
- 未成年でもNFTアートを売ることはできますか?
- NFTの販売で利益が出たら税金はかかりますか?
- 作ったNFTアートは配布やプレゼントできますか?
それぞれわかりやすく説明していきます。
NFTアートはスマホでも作れますか?
作成したいNFTの種類によってアプリを使い分ける必要がありますが、すべての種類のNFTアートがスマホで作成可能です。
またスマホ1台で作成できるので、だれでも気軽にNFTアートを始められます。
絵を描くのが苦手です。それでもNFTアートを販売できますか?
絵を書くのが苦手な方は、ココナラのようなクラウドソーシングを利用してイラストレーターにお願いみてはいかがでしょうか。
ココナラを利用する場合には外注費用がかかりますが、ある程度の質を担保したイラストを書いてもらえるはずです。
またより詳細な要望を伝えることで、希望にあったNFTアートを作成できるでしょう。
初期費用はどれくらいかかりますか?
NFTマーケットプレイスであるOpenSeaでNFTを販売した場合、主に2つの費用がかかります。
- NFTを出品する際のガス代
- NFTを売却したときの販売手数料
それぞれの費用はガス代がおよそ300円、販売手数料が販売価格×2.5%となっています。
またこの他にもアートの作成を外注した際には、別途費用が発生するので注意が必要です。
NFTの売買費用については、以下の記事を参考にしてください。
NFTアートはどんなものが売れますか?
NFTアートと聞くと、イラストをイメージする方が多いと思います。
実はイラスト以外にも動画やゲーム、音楽などのデジタルアートもNFTアートになります。
そのため、自分の得意分野をNFTアートとして売ることが可能です。
未成年でもNFTアートを売ることはできますか?
NFTアートの販売に年齢制限がないため、だれでもNFTアートを販売できます。
また驚きなのが、年齢が低いからといって売れないわけではありません。
現に夏休みに作成した小学3年生のNFTアートが、380万円で取引された過去もあります。
NFTアートは誰でも販売でき、さらに高値で売れる可能性もあることから夢がある世界です。
NFTの販売で利益が出たら税金はかかりますか?
NFTマーケットプレイスでNFTが売れた場合、その利益に対して税金がかかり、分類は雑所得です。
この雑所得は給与所得のような他の所得と合算して課税されます。
また所得税は所得金額に応じて税率が決定される「累進課税」となっており、最大で45%の課税率となっています。
作ったNFTアートは配布やプレゼントできますか?
作成したNFTアートが売れなかった場合、そのNFTアートを誰かに配布したりプレゼントしたりできます。
しかし、NFT送る場合にはガス代(手数料)がかかるので、むやみやたらに送るのと大きな負担になるのでやめましょう。
また送る際にはウォレット間違いに注意が必要です。
NFTを送り方については、以下の記事を参考にしてください。
まとめ:NFTアートの作り方と売る方法
NFTアートに興味を持っても、絵を描くことに苦手意識を持っている方もいると思います。
そのような方は、ココナラやクラウドワークスなどで外注することがオススメです。
もし作成したNFTアートに人気が出たら、外注費の元は取れます。
ただ小学3年生のNFTアート280万円で売買されたこともあるので、絵のうまさは関係ないかもしれません。
NFTアートはどれだけファンを付けられるかが重要なので、そこに注力した方が良いでしょう。
今回の記事を参考にして、ぜひNFTアートに挑戦してみてください。